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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年07月13日

不思議な森の芸術家!



昨年見つけた不思議な壷???

きれいな模様があまりに芸術的で「何だろう?」と

調べてみたら「スズメバチの初期の巣」でした!!

この中に女王蜂が一匹、単独でここまで作りあげます。

トックリを逆さにぶら下げたような形で、口の部分が

入り口になっています。 初期の巣は実に個性豊か!

感心してる場合ではありませんね!これはその場で

処理しました。 みなさんも気をつけてください。
 




これは春から初夏に白い可愛らしい花を咲かせた

エゴノキの実です。



これは、同じエゴノキ・・・なのですが

じつは「エゴノネコアシアブラムシ」という虫こぶです



バナナの房のような形にも見える不思議な虫こぶです。

実にようにも見えますが、中にアブラムシが入っています。



こちらは本物のネコ「おこげちゃん」の足の裏kao07 
                   (友情?出演)

本物のネコの足と比べてみるとその名のように似ていますね。

 

一般的にこぶを作る種類のアブラムシは、新葉の裏に

アブラムシがとりついて、樹液を吸いだすとその刺激で

葉が葉表に膨れだしてこぶを作り、アブラムシはこぶに

包み込まれてしまいます。 こぶの中のアブラムシは

外敵に襲われる心配がなく、こぶの中でどんどん子ども

を産み、中がアブラムシでいっぱいになるとこぶを破って

外へ出て行きます。 

「大変めずらしいですよ」と樹木医さんから言われました。

庭木でもよくあるエゴノキ、植えられている方はぜひ実を

調べてみてください。



 

これも「何!!なに??ナニ!?」 ・・・

また虫こぶ???



これは早春に白い花を咲かせる「コブシの実」

今、デコボコした面白い形の実をつけています。

同じ木なのに皆カタチが違うのも不思議です。

ごつごつしていて「握りこぶし」に似ていることから

この名がついたそうです。



若い実は黄緑色をしています。

少しずつほんのりピンク色になり、だんだん実の袋が

膨らんできて、9月くらいになると橙色の実が姿をみせます。

自然にはおもしろい不思議がいっぱい!! 




  


Posted by びわこ文化公園 at 18:27Comments(0)花だより・風景